外壁仕上げ材のサイディングの塗装は全体的に色あせが進み、表面には白い粉をふく現象「チョーキング現象」も見られます。
「チョーキング現象」は、塗料成分である顔料が紫外線の影響を受けて起こす劣化現象であり、塗り替えを検討するサインのひとつです。
新築工事のとき、サイディングを固定するために釘を用いている場合は、釘頭が目立たないようタッチアップ塗装を行うことが一般的です。
もちろん外壁材と同じ色の塗料で行いますが、タッチアップ材のほうが早く劣化してしまうことも珍しくありません。
そうなると、経年とともにタッチアップの部分がよけいに目立ってしまうようになるのです。
釘の周辺でもわずかながらも欠けが見られます。
釘周辺の欠けは、施工時だけでなく、地震の揺れなどでも生じることがあります。
雨樋の裏側の外壁には汚れが付着しており、また雨樋そのものにも劣化が進み、金具にもサビが生じています。
雨樋も、定期的に塗装などのメンテナンスをしていくことで、長く、適切な雨水の排出を行えるようになります。
サイディングの目地部に充填しているコーキングは、中心から破断している箇所が多く見られるなど、著しい劣化が確認できました。
コーキングに破断のような症状が見られる場合は、雨水の建物内への侵入を許してしまう可能性が高く、緊急的に打ち替える必要があります。
そうすることで、建物の寿命を延ばすことにもつながります。
離れた距離からでも、コーキングが劣化していることがよくわかります。
今回の現場調査の結果をもとに、これから必要なメンテナンスを行っていきます。
この工事の様子は、今後のブログにて詳しくお伝えしたいと思いますので、ぜひ続けてチェックしてください。
記事内に記載されている金額は2023年05月04日時点での費用となります。
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