この状態を放置すると、建物内部にまで影響が及んでいくので、直ちに打ち替えを行う必要があります。
まずは、ひどく傷んでいた既存のコーキングをすべて撤去します。
目地内に不純物が残ると、新しく充填するコーキングが付着しにくくなるので、撤去後もしっかり清掃することが重要です。
すべて撤去が終わると、はみ出しを防ぎ、コーキングのラインを真っすぐ出すため、目地の両側にマスキングテープを貼ります。
すべての目地の内部に、接着剤として機能するプライマーを塗り、十分に乾燥したらコーキングを充填していきます。
さらに、専用のヘラを使って表面を整えます。
この一連の作業は、実は非常に難しく、職人ならではの技術力がモノをいう部分です。
その技術がともなって、完成後に外壁と一体となって美観を形成します。
すべての目地でコーキングの打ち替えを行いました。
この後の工程で外壁全体に塗装を施すと、完全に一体化されることになります。
外壁のコーキングは、耐用年数が短いものが使われているケースが多く、サイディングの塗装よりも早く劣化してしまうことも少なくありません。
コーキングは、とくに重要な役割を担っているだけに、こまめなチェックを心掛けることが重要なポイントです。
ひび割れなどの軽微な症状が現れたら、「そろそろメンテナンスが近づいているかも」と認識し、悪化する前に専門業者へ点検と依頼するとよいでしょう。
次回のブログでは、塗装前の養生作業と、外壁塗装で基本となる3回塗りのうち下塗りについてご紹介いたします。
記事内に記載されている金額は2023年06月10日時点での費用となります。
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