ベランダ下の軒天は、その軒天を突き抜けるように通っているドレン配管の周辺で、めくれや塗装の剥がれが生じています。
これは、ベランダ防水の排水口周辺に何らかのトラブルがあり、雨水が回ってしまっていることが考えられます。
ちなみに、ドレンとは、ベランダにある排水口を指していうことが一般的です。
ベランダの床は、一定の勾配がつけられており、降り注いだ雨がドレンに集まるよう設計されています。
しかし、ドレンが詰まってしまうなど、排水不良が起こると、水がたまった状態が続き、ドレンの部材やその周辺の防水層を傷めてしまうおそれがあります。
そうなると、漏水などの症状を引き起こすようになるので、定期的にチェックしながら、必要に応じてメンテナンスを行うことが重要です。
また、ちょうどベランダと下屋根との取り合い部の下あたりでも塗装の剥がれやカビなどの症状が見られます。
これら著しい傷みが見られる軒天について、張り替えによる補修を行っていきます。
まずは、ダメージの大きい軒天を取り除きます。
ドレン配管の周囲の下地の状態を見ても、雨水が回り込んでいる様子が伺えます。
軒天の張り替えが完了しました。
この後は、足場を設置し、塗装で仕上げます。
足場を設置することで、作業員の安全を守り、効率的に工事を進められるようになります。
また、周囲にネットを張ることで、洗浄水や塗料などの飛散を防止します。
ベランダの排水口部分は、劣化が生じると深刻なトラブルにつながることがあります。
そのため、できるだけ日常的なチェックやお手入れを心掛け、異常を感じたら早めに専門業者へ相談するとよいでしょう。
次回のブログでは、外壁洗浄と養生作業、そして付帯部塗装などの様子をお伝えいたします。
記事内に記載されている金額は2023年07月03日時点での費用となります。
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