外壁のメンテナンスを行う場合、まず足場の設置から始めます。
足場は、作業員の安全を確保し、そして、工事の品質を高めるうえでも欠かせないものです。
足場の組み立てが完了すると、周囲にネットを張りますが、洗浄水や塗料の飛散を防止したり、工具や材料の足場外への落下を防止したりする目的があります。
また、ネットはメッシュ状になっており、風を通すので、夏の暑い時期でも施工性を阻害することはありません。
足場との接触によるケガを防止するため、出入り口にもしっかり養生をしています。
第三者に対する安全対策も工事の一環です。
カビやコケ、汚れなどが残ったまま塗装すると、外壁面と塗膜との間に不純物を挟んだ状態になるので、密着性は確保できず、早期に剥がれてしまう可能性が高まります。
そのような不具合を防止し、そして強固な塗膜をつくるために行う工程が外壁洗浄です。
プロが使用する高圧洗浄機は性能が優れているので、効率的に汚れなどを落とせますが、繁殖して根を張ったカビやコケなどに対する洗浄は簡単に行えるものではありません。
とはいえ、あまり圧力をかけ過ぎたり、ブラシでゴシゴシこすり過ぎたりすると、外壁と傷める原因にもなります。
そのため、状況によっては、特殊な洗浄液を混ぜて行う「バイオ洗浄」という方法で行うこともあります。
足場設置と外壁洗浄が完了し、十分に乾燥させた後には、いよいよ塗装工程となります。
外壁塗装では、汚れが付着しにくい超低汚染塗料を使っているので、工事完成後にも長期の美観維持が期待できます。
この塗装工程の様子は、次回以降のブログで詳しくご紹介いたしますので、ぜひ引き続きチェックしてください。
記事内に記載されている金額は2023年11月19日時点での費用となります。
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