こんにちは!街の外壁塗装やさん飯田・伊那店です。
今回は、上伊那郡飯島町において、入母屋屋根の住宅で実施する外壁とベランダ防水のメンテナンスのために実施した現場調査の内容についてご紹介したいと思います。
今回の工事は、お施主様が飯島町の助成金制度を知り活用もできることから、「工事をやる気になった」とのことで弊社にお任せいただきました。
ALC外壁の劣化状況
今回の住宅の外壁仕上げ材はALCになります。
ALCは、内部に無数の気泡を持つ「軽量気泡コンクリート」で、非常に軽量でありながら、高い耐久性を示すほか、耐火性や遮音性、断熱性に優れる人気の外壁材です。
外壁塗装は、経年による色あせが進み、表面にチョークのような白い粉が現れる劣化症状「チョーキング現象」も見られます。
外壁の塗膜は、浮きや剥がれが生じるなど、激しく傷んでおり、すでに防水機能を失っている部分も多く確認できました。
塗膜が防水機能を失ってしまうと、ALC自体が水分を吸収するようになり、内部にある無数の気泡に水分が入り込んだ状態となります。
そうなると、重量が大きくなるのはもちろんのこと、遮音性や断熱性を発揮できなくなるなど、ALCの強みはまったく活かせなくなってしまいます。
また、ALC内部の鉄筋が水分の影響を受けると、腐食して内側から破壊が起こる爆裂現象が起こることもあるので、外壁塗装の防水機能を維持することがきわめて重要なのです。
その他にも多くのひび割れが見られるなど、塗膜のダメージはかなり進んでいる様子が伺えます。
今回の現場調査では、ALC外壁に著しい劣化症状を数多く確認できました。
これら劣化症状は、雨漏りなどの深刻なリスクも考えられるので、適切な補修を施したうえで塗装などのメンテナンスを行っていきたいと思います。
なお、この工事の様子は、次回からのブログで詳しくご紹介していきますので、ぜひ引き続きご覧ください。
また、今回のメンテナンスでは、外壁塗装のほか、激しい傷みがあったベランダ防水についても行っています。
ベランダ防水のメンテナンスに関する内容については、またあらためてご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2023年07月31日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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