足場を設置する際、使用する部材の規格や設置方法など、一定のルールが「労働安全衛生法」で定められています。
というのも、建設業の労働災害は、「墜落、転落」によるものが最も多いことから、高所作業の事故を防いでいく必要があるためです。
そのため、足場は、専門の資格を取得し、足場設置に関するルールの知識を身につけた者によって施工されることになります。
お施主様の立場としても、せっかく理想の仕上がりを実現できたとしても、事故があったら満足できるものではありません。
品質の確保はもちろんのこと、安全にお引渡しができることも、工事を成功に導く重要な要素なのです。
足場の組み立て後、周囲にネットを張ったら完成です。
今回も、ルールに則った安全な足場を設置できました。
高圧洗浄は、外壁全体を清掃するために行います。
外壁は、長い期間をかけて風雨や汚れにさらされ続けているので、高圧洗浄によって全体の汚れを除去し、均一的にきれいな状態をつくり出す必要があります。
また、洗浄箇所や汚れの程度によって、圧力を変えたり、距離を調整したりなど、外壁を傷めないように行えるのも、経験のなせる技です。
サッシの枠やレール、網戸などは、塗装する部分ではありませんが、かなりの汚れが付いている部分なので、いっしょに行っています。
ただし、網戸など、劣化がひどく圧力で破れてしまいそうな場合では、できないケースもあります。
足場設置と外壁洗浄の工程が無事完了しました。
この後は、ひどく傷んでいたALC外壁の部分補修を行います。
なお、このALC外壁の部分補修の様子は、次回のブログで詳しく解説したいと思います。
記事内に記載されている金額は2023年08月01日時点での費用となります。
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