現場調査の際、軒天にはカビが発生するなど、湿気の影響を受けて劣化している様子が確認できました。
軒天は湿気がこもりやすい場所ですが、防カビ剤を添加した塗料を使って塗装メンテナンスを行うことで、美観を形成するとともに再発防止にも効果的です。
軒天の塗装を行い、以前のような鮮やかさが甦りました。
雨樋の一部には、劣化によって変形している箇所がありました。
雨樋が変形すると、勾配に狂いが生じてスムーズな排水ができなくなるのはもちろんのこと、変形箇所に負担がかかって脱落したり、雨水があふれたりすることがあります。
そうなると、想定するルートとは異なる場所を伝って雨水が流れるようになるので、その部分で劣化が進むだけでなく、雨漏りを引き起こすことにもつながりかねません。
つまり、雨樋の劣化は建物にダメージを与える原因にもなるということです。
そのため、雨樋だからとメンテナンスを軽視するのではなく、適切なタイミングで行っていくことが重要になります。
今回は、雨樋の一部について、新しいものと交換するメンテナンスを行っていきます。
変形があった雨樋を取り外します。
雨樋の受け金物は、水糸を使い、集水器の最も離れた位置から集水器へ向けて適度な勾配をつけながら設定していきます。
新しい雨樋を取り付けたら完了です。
軒天塗装と雨樋交換が終わると、いよいよ外壁塗装の3回塗り工程へと入っていきます。
外壁塗装には、汚れが付きにくく、そして劣化しにくい高性能塗料を使用しており、非常に美しい外観に仕上がっています。
なお、この工事の内容は、次回のブログで詳しくご紹介したいと思いますので、ぜひご覧ください。
記事内に記載されている金額は2023年08月04日時点での費用となります。
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