また、ベランダの外壁や裏側にあたる軒天は、雨水を吸い込んで激しいダメージを負っていました。
現在は、1階にサンルームを設置していることから、ベランダは使用していないとのことなので、解体とともに雨漏り修理を行うことになりました。
まずは、電動工具で笠木をカットし、腰壁部分を解体していきます。
外壁サイディングを取り除くと、木下地の一部が雨水の影響を受けて、著しく傷んでいることがわかります。
全体にシミができていた軒天も解体していきます。
ベランダの床面にあたる下地部分は全体が傷んでおり、また、雨漏りの影響は外壁面にも及んでいる様子が伺えます。
木材は、含水率が高まるほど、腐れの原因となる木材腐朽菌が生育しやすくなるので、そのような環境をつくらないことが重要です。
とくに、柱や梁などの重要構造が腐ると、建物寿命にも影響が及ぶことがあるので、万が一雨漏りが発生した場合は、早めの処置がポイントとなります。
ベランダの袖壁の一部と床の下地となっていた部分を残し、その他床の樹脂製パネルなどを取り除いたら、解体工事の終了となります。
解体工事が完了した後は、外壁や軒天などを含むベランダ周辺の補修工事や板金工事などを行っていきます。
ともあれ、雨漏りの原因を除去すると、これ以上深いダメージを負うこともなくなるので、ひとまず安心です。
なお、この後に行うベランダ周辺の補修と板金工事については、次回のブログで詳しくご紹介したいと思いますので、引き続きご覧ください。
記事内に記載されている金額は2023年08月30日時点での費用となります。
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