ところどころで塗膜が剥がれ落ち、素地が露出してしまっている部分も見られます。
そもそもサイディングの本体は水分を吸収しやすく、塗装することで守られています。
そのため、塗膜が劣化すると、サイディング本体は雨水の影響を受けてしまい、材料の反りや苔、藻、カビの発生、そして強度の低下などを引き起こす恐れがあるので、注意が必要です。
実際に、サイディングの接合部であるあいじゃくりが少し開いていることからも、反りが生じている様子が確認できます。
これは、外壁塗装の劣化によって、サイディングが吸水と乾燥を繰り返して起こったものと考えられます。
目地のコーキングも、肉やせやひび割れが現れるなど、劣化が進んでいます。
コーキングの劣化は、建物内に雨水を引き込む恐れがあり、ダメージが大きくなってしまうケースも少なくありません。
コーキングは、サイディングよりも早く劣化してしまうことが多く、また8年前に建築会社で再塗装を行ったときには打ち替えをしなかったとのことなので、傷みも進んでいると思われます。
軒天では、カビが発生していることが確認できます。
軒天は、太陽光が直接当たらないので、湿気の影響を大きく受けやすい部分になります。
今回の現場調査では、外壁サイディングの表面塗装やコーキングなどにさまざまな経年劣化の症状が確認できました。
そのため、外壁の塗装やコーキングの打ち替えなどのメンテナンスを行っていきます。
また、今回のメンテナンスは屋根についても行います。
現場調査で確認した屋根の劣化状況については、次回のブログで詳しくご紹介したいと思いますので、あわせてチェックしてみてください。
記事内に記載されている金額は2024年03月02日時点での費用となります。
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