外壁、屋根塗装を行う場合、まずは足場の設置から行います。
もちろん、平屋であっても足場は必要になります。
これは、会社が従業員を雇って2ｍ以上の高所作業させるときは、足場を設置しなくてはならないことが「労働安全衛生法」に定められているためです。
仮に、足場を設置しないまま高所作業が行われ、労災事故が発生した場合は、違法行為として罰則を受ける可能性があります。
ちなみに、労災事故が起こった場合は労働基準監督署への報告義務があり、これが守られない場合も労災隠しとして罰則を受けることがあります。
なお、足場を設置する目的は、法律に規定されているからということだけではありません。
足場を使って建物の隅々まで目が行き届くようになるので、漏れのない適切な施工が行え、完成後の品質が確保できるようになります。
また、足場の周囲にメッシュシートを張ることで、洗浄水や塗料が飛散して近隣に迷惑がかからないように工事を進めることも可能となります。
足場の周囲にメッシュシートをたるみなくきれいに張って、足場の設置が無事完了しました。
足場の設置が完了したら、外壁や屋根に高圧洗浄を行います。
高圧洗浄で、外壁や屋根にこびり付いた汚れや古い塗膜、苔などを洗い落とし、これから行う塗装がしっかりと密着できる環境をつくります。
高圧洗浄が適切に行われずに塗装しても、すぐに剥がれてしまうといった不具合につながりかねません。
ところが、この重要な工程である高圧洗浄を行わない、あるいは短時間で済ませるなど不十分なまま塗装工事を行う業者もなかには存在します。
そのため、外壁、屋根工事の際には、高圧洗浄の工程が1日～確保されていることを工程表などでチェックしておくことがポイントです。
高圧洗浄が完了し、しっかりと乾燥させたら、いよいよ塗装工程となります。
次回のブログでは、屋根塗装の様子についてご紹介したいと思います。
屋根塗装は、太陽光パネルを設置したまま行っているので、その点にも注目してみてください。
記事内に記載されている金額は2023年09月26日時点での費用となります。
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