足場の組み立ては、必要な部材をそれぞれの位置に配り、下層から組み立てていきます。
住宅の工事で主流となっている足場方式は「くさび緊結式足場」になりますが、これは、先端がくさび状になっている部材を別の部材の緊結部にハンマーで叩き入れるようにして組み立てるものです。
ハンマー1本あれば簡単に組み立てられるという点が、この方式の大きな特徴となっています。
また、今回は、急勾配だったことから、屋根にも足場を設置しています。
一般的に、屋根の勾配は段階的に呼び方が変わりますが、6寸以上の傾斜角度がある勾配のことを急勾配といいます。
ちなみに、6寸の傾斜角度は31度程度です。
急勾配での施工は、非常に危険で作業効率も悪くなるので、安全を確保し、作業性の向上を図るために屋根足場が必要となるわけです。
劣化が進んで塗膜の剥がれや苔などが目立っていたスレート屋根に高圧洗浄を行い、表面の不純物をきれいに洗い落としました。
外壁や軒天などにも高圧洗浄を行い、塗料がしっかりと密着できる下地づくりができました。
この後は、洗浄水を十分に乾燥させ、屋根塗装を行っていきます。
なお、この屋根塗装の様子は、次回のブログで詳しくご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2023年10月05日時点での費用となります。
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