コロニアル屋根に対し、まずは下塗りから行っていきます。
使用した塗料は、アステックペイント社のエポキシ系屋根外壁用遮熱下塗材「サーモテックシーラー」です。
「サーモテックシーラー」は、コロニアル屋根に深く浸透して優れた固着性を発揮するうえ、遮熱性も兼ね備えた下塗り剤です。
下塗りは、後続する塗料の密着性を高める役割があるので、塗り残しがあると、不具合の原因にもなりかねません。
そのため、塗りにくい棟板金の際やドーマーの入隅部などには、先行してハケ塗装を行っています。
コロニアル屋根の全面に下塗りが完了しました。
屋根塗装は、下塗り、中塗り、上塗りのそれぞれの工程の間に、塗料メーカーが設定している乾燥時間を適切に設けなくてはなりません。
これが守られないと、塗料が持つ性能を発揮することは難しくなるばかりか、不具合の原因になることもあるので注意が必要です。
今回も、適切な乾燥時間を設けた後、次の工程へと移っていきます。
続いては、中塗りになります。
中塗りに使用した塗料は、同じくアステックペイント社の屋根用遮熱フッ素系上塗材「スーパーシャネツサーモF」です。
「スーパーシャネツサーモF」は、ハイレベルな耐候性と遮熱性を持ち合わせた高機能な屋根用フッ素塗料になります。
中塗りも、塗りにくい部分に対して、先にハケ塗装を施しています。
高い品質を提供するには、このひと手間を惜しまないことが重要です。
さらに、中塗りと同じ塗料を用いて上塗りを行っています。
色あせや塗膜剥がれ、苔など、さまざまな劣化症状があったコロニアル屋根も、高機能なフッ素塗料で塗装したことで、美しい外観と機能を回復できました。
3回塗りのいずれの工程にも遮熱塗料を使っていることから、完成後には室内環境の快適性向上が期待できます。
コロニアル屋根の塗装工事が無事完了しました、
なお、コロニアル屋根の部分的に塗装していないのは、著しい割れが生じており、板金による部分補修を施すところになります。
この補修の様子については、次回のブログにて詳しくご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2023年10月10日時点での費用となります。
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