そもそも雨樋は、屋根に降り注いだ雨水を集め、適切なルートで外部に排出する重要な役割があります。
しかし、割れが生じると、この重要な役割が果たせなくなり、さまざまな悪影響につながる恐れがあるので注意が必要です。
例えば、雨水が雨樋の割れの部分から外壁を伝って流れるようになると、外壁や目地などにあるひび割れから水が侵入して雨漏りを引き起こすケースが挙げられます。
また、雨水が地面に打ち付けるようになると、泥水が隣家に流れ込んだり、泥はねによって外壁を汚したりすることもあります。
このようなトラブルを避けるためにも、雨樋のメンテナンスを行い、当たり前に役割を果たせるよう機能を維持し続けることが重要なのです。
交換する雨樋を取り外します。
雨水がスムーズに流れるよう適切な勾配をつけ、新しい雨樋を取り付けます。
雨樋の交換が完了しました。
雨樋は、外壁や屋根と比べると軽視されがちですが、建物の重要な機能を担当しているうえ、外的要因にさらされ続ける過酷な環境にあります。
そして、雨樋は、故障してから修理を行うよりも、外壁や屋根のような外部メンテナンス時に併せてコンディションをチェックし、状況に応じた処置を施しておくことがポイントとなります。
というのも、外部メンテナンスでは足場が必要となりますが、どうしても高額になりやすいので、そのタイミングでまとめて行っておくことで、単発で行うより長期的には節約になるためです。
外壁や屋根、その他付帯部などのメンテナンスサイクルを一元的に管理することで、長期的なコストパフォーマンスを高めることが可能となります。
つまり、これらの工事について、長期的な視点から一元的に対応できる業者を選ぶことが、コストダウンを図りつつ建物を守るにはポイントとなるわけです。
なお、次回のブログでは、外壁および屋根塗装工事のすべての工程が完了した後の仕上がり状況について、工事前と比較しながらご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2023年10月11日時点での費用となります。
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