外壁のコーキングは、建物を雨水から守る防水としての重要な役割を担っています。
ところが、劣化によって防水機能が衰えてしまうと、雨水を建物内に招き入れてしまうようになり、そうなると躯体を傷めたり、あるいは雨漏りを引き起こしたりする原因にもなりかねません。
このような状態は、非常に危険なので、劣化で傷んだコーキングを取り除き、新しいコーキングを充填し直す打ち替え工事を行っていきます。
既存のコーキングを取り除き、目地の両側にマスキングテープを貼ります。
マスキングテープは、凹凸に沿うよう丁寧に、そしてしっかりとくっ付けることがポイントです。
これを疎かにすると、コーキングを充填したときにはみ出して、美しい仕上がりを実現することは難しくなってしまいます。
目地の内部にプライマーを塗布し、しっかり乾燥させた後に新しいコーキングを充填します。
マスキングテープを取り除いたら、コーキングが硬化するまで養生期間を設けます。
また、硬化するまでのコーキングは、まだ柔らかいので、誰も触れないようにしておく必要があります。
コーキングが硬化したら、打ち替え補修の完了となります。
過去使われていたコーキングは、耐久性が低く、外壁塗装よりも早く劣化してしまうことも多く見られました。
しかし近年では、高性能で長持ちするものも多く登場しています。
コーキングの著しい劣化は、雨水の侵入によって建物に大きな影響を与えるケースもあるだけに、打ち替えを行う際は、できるだけ性能の高いものを選んでおくこともポイントです。
なお、次回のブログでは、金属屋根に行った塗装工事の様子について詳しくご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2023年10月31日時点での費用となります。
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