コンクリートのクラック補修
岡谷市で行ったコンクリートのクラック補修工事の様子をご紹介します。
コンクリート等の固い材料は丈夫ですが、反面固いだけに揺れに対して免振がなく月日が経つとこのように割れてしまいます。こちらのお宅の前にはそこそこ交通量のある道が通っています。地震だけではなく大きな車が通る度に地面は揺れていますので、免振効果の無い固いコンクリートはどうしてもヒビが入ってしまいます。
軽く砕けそうな部分をあらかじめ崩しています。
クラックの幅を広げることで補修材の納まりも良くなります。
隙間のゴミや、崩して出たカケラや粉をエアで吹いて散らします。
刷毛で塗っているのは『水』です。補修材の水分が下地の急速な吸水や直射日光の影響で短時間で乾いてしまうと、正常な接着硬化が出来ない『ドライアウト』という現象が起きてしまうので、事前に下地に水を散布します。
今回の補修材は『オートンリペアカラーQィック』を使います。こちらの補修材の成分はウレタンです。ウレタンは硬化も早く、接着力がつよくて収縮も少ないので、床の補修には最適な補修材です。色は26色御座いますので、補修跡をあまり目立たなく仕上げることが可能です。
オートンリペアカラーQィックを散布しましたら、スクレーパーでクラックに詰まる分以外を取り除きます。
スクレーパーで余分な補修材を取り除いた様子です。
スクレーパーで余分な補修材を取り除いたら、次はサンドペーパーで研磨して、スクレーパーで取り除けなかった部分をさらに取り除きます。
仕上がりです。このようにクラックの一本筋だけが残るように仕上げることを目指して施工しました。
鉄筋コンクリートは大変丈夫な建築資材ですが、クラック等の隙間ができてしまうとそこから雨水が侵入して鉄筋に水が付いてしまいます。雨水は鉄には大変厄介な酸性水ですので、一滴でもついてしまうとそこから酸化(サビ)してしまいます。コンクリートは鉄筋などの繊維で形を保っていますので、鉄筋が弱くなる=崩れやすくなるということになります。
モルタル外壁も同じ事がおこりますので、大事にならないようクラックを見つけましたら放置せずに専門家にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2019年12月10日時点での費用となります。
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