外壁塗装工程にあたり、まずは、玄関ドアや窓、ガスメーター、その他配管など、塗装しない部分に対して養生を行っていきます。
養生をしっかり行っておくことで、必要のない部分に塗料が付着して後から掃除をしなくてはならないといった、ムダな労力や時間を費やすことがなくなります。
モルタル外壁は、サイディングのように継ぎ目ができないので、自由度が高く、デザイン性に優れた外観をつくれることが大きな魅力です。
しかし一方で、ひび割れが生じやすいといった特徴があり、そこから雨水が入り込むと、建物寿命に影響を与えてしまう原因になることは注意しておく必要があります。
モルタル外壁に起こるひび割れは、さまざまなことが原因で起こり得ますが、素材の性質上、完全に防ぐのは簡単ではありません。
今回、モルタル外壁に対して使用した下塗り材は、アステックペイント社の外壁用アクリル系下地調整材「ホワイトフィラーAⅡ」です。
「ホワイトフィラーAⅡ」は、下地にある軽微なひび割れなどの凹凸に対する目つぶし効果に優れるほか、塗装後に生じたひび割れなどの動きに追従できる微弾性を有しています。
つまり、モルタル外壁のような、ひび割れやすく動きのある下地への塗装は、「ホワイトフィラーAⅡ」などの微弾性フィラーを用いた下塗りが大きな効果を発揮するのです。
モルタル外壁の全面に微弾性フィラーの「ホワイトフィラーAⅡ」を用いた下塗りが完了しました。
下塗りの乾燥時間を設けた後には、続いて中塗りと上塗りを適切に行っていきます。
なお、これら中塗りと上塗りの施工の様子については、次回のブログにて詳しくご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2023年11月10日時点での費用となります。
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