この劣化が進んだ金属屋根に対し、塗装によるメンテナンスを行っていきます。
そして、今回、屋根塗装の使用したのは、アステックペイント社のサビ止め兼用上塗材「シャネツトップワンSi-JY」です。
一般的な屋根塗装工事は、下塗り、中塗り、上塗りの計3回塗り工程が基本となります。
しかし、「シャネツトップワンSi-JY」は、金属屋根の下塗り材として必要なサビ止め機能を有しているので、2回の上塗りだけで工事を完了することができます。
つまり、下塗りが不要なシーラーレス塗料ということです。
下塗りの工程を省けることから工期の短縮化が可能となりますが、サビの程度が著しい場合は下塗りが必要となるケースもあります。
まずは、金属屋根や棟板金の重なり部のように、段差があり、塗り残しが生じやすいところにはハケを使って先行して塗装しています。
サビが発生していた雪止め金具に対しても、丁寧にハケ塗装を行います。
ここで塗り残しがあると、サビを完全に防ぐことは難しくなるので、より慎重に行います。
「シャネツトップワンSi-JY」は、サビ止め効果が非常に高く、メーカーによる腐食性試験においても、一般的な下塗り材より優れた結果を得ています。
今回、雪止め金具などにひどいサビが発生していましたが、「シャネツトップワンSi-JY」を塗装することで、完成後の再発防止が期待できます。
下塗り不要のシーラーレス塗料「シャネツトップワンSi-JY」による1回目の塗装が完了しました。
この後は、しっかりと乾燥させて2回目の仕上げ塗装を行っていきます。
なお、この仕上げ塗装の様子については、次回のブログにて詳しくご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2023年11月24日時点での費用となります。
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