外壁のALCは、吹付塗装仕上げとなっており、塗膜が劣化して防水機能が衰え、ひび割れや剥がれなど、著しいダメージを負っている状態でした。
劣化による脆弱部分を適切に補修した後、高性能塗料で塗り替えを行ったことで、機能の回復とともに、建物全体が明るく、柔らかな雰囲気が溢れる仕上がりとなりました。
ALCは、内部に無数の気泡を有していることから、軽量でありながら断熱性や遮音性など優れた特性を発揮できる仕上げ材になります。
しかし、水分を吸収すると、その優れた特性は機能しなくなるので、塗装によるメンテナンスによって防水性を維持していくことがきわめて重要です。
今回、外壁塗装で使用したのは、耐候性に優れるほか、低汚染性や遮熱性などを有する高性能塗料です。
つまり、完成した後も、長期間に渡って劣化しにくく、きれいな外観を維持できるということです。
劣化しにくく長持ちする塗膜形成ができると、メンテナンスの計画にも余裕が生まれ、楽になります。
また、長い目で見るとコストパフォーマンスも高くなる傾向にあるので、メンテナンスを行う際には、目先のコストだけでなく長期的な視点からトータル的なコストを検討することが重要なポイントです。
金属屋根は、全体に色あせが進んでところどころに塗膜の剥がれが生じているほか、雪止め金具のほとんどにサビが現れている状態でした。
この金属屋根や雪止め金具、その他板金役物に対し、サビ止め機能に優れる塗料で塗装を施したことで、ツヤが美しく輝く仕上がりとなりました。
また、使用した塗料は優れた遮熱性も発揮するので、外壁塗装の効果とも相まって、快適な室内空間を実現できるでしょう。
記事内に記載されている金額は2024年04月14日時点での費用となります。
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