こんにちは!街の外壁塗装やさん飯田・伊那店です。
今回は、伊那市の住宅において、ALC外壁の劣化による著しい欠損やひび割れなどを確認した現場調査について、その内容をご紹介したいと思います。
このたびの工事は、玄関の柱部分がひび割れており、そこだけ補修したいとのことでしたが、家全体を見せていただいたところ、外壁の状態があまりよくないことをお伝えして決定したものです。
他の業者と迷っておられましたが、ご主人様が用意されていた質問事項に対して弊社担当者が丁寧に説明し、弊社にお任せくださることになりました。
ALC外壁の劣化状況
外壁仕上げ材はALCで、おしゃれなツートンカラーの外観が印象的な住宅です。
しかし、一見するだけで、外壁の色あせが進み、苔やカビが発生していることが確認できます。
この点からも、表面塗装の劣化が進み、防水性がかなり衰えていることが伺えます。
お施主様がとくに気にされていた玄関の柱部分です。
ALC外壁のコーナー役物が大きく割れ、欠落している部分も確認できます。
これは、ALCの内部の鉄筋が腐食して起こる爆裂現象によるものと考えられます。
そもそもALCは多くの気泡を有していることから毛細管現象により水分を吸収しやすい材料です。
ALCの表面塗装が劣化してALCそのものが吸水し、その水分が内部の鉄筋に到達すると腐食してしまうことがあります。
鉄筋が腐食すると膨張するので、内側から圧迫して押し出すようにして破壊が起こります。
これが爆裂現象です。
いったん爆裂が起こると、鉄筋が露出し、さらに腐食が拡がるといった悪循環につながることも少なくありません。
そのため、水分の影響を受けないよう、塗装によるメンテナンスを継続的に行い、防水機能を維持することが重要なのです。
その他にもALC目地のコーキング部分にひび割れが多数確認できました。
目地に充填するコーキングは、建物内に雨水が侵入しないための防水としての機能を担当しているので、これが著しく劣化すると建物のダメージにつながります。
そのため、定期的な打ち替えなどのメンテナンスを行っていくことが重要になります。
記事内に記載されている金額は2023年12月01日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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