塗装工程に入る前にこれら部分の補修を行っていきます。
まずは、ひどく損傷していたALCコーナー役物を取り外します。
下地の状態からも、雨水が入り込んで被害を拡大させていたことが伺えます。
そもそもALCは、塗装されていない部分は水分を吸い込みやすく、その水分が鉄筋にまで到達すると腐食して爆裂が起こることがあるので、塗装により防水機能を守っていくことが重要です。
ALCコーナー役物をビスで固定します。
ビス頭の補修と目地部にコーキングをして塗装を施すと、一体化してほとんどわからなくなります。
劣化が進んだコーキングをカッターで丁寧に取り除き、目地内をきれいに掃除した後にプライマーを塗布します。
新しいコーキングを充填し、ヘラで押さえて整えたら打ち替えは完了です。
コーキングの劣化は、雨水を建物内へ招き入れ、ALC外壁や下地などにダメージを与える恐れがあります。
また、コーキングは、耐久性があまり高くないものが多く、外壁塗装よりも早く劣化してしまうケースも少なくありません。
そのため、打ち替えを行うときには、高耐久なものを選んで実施することも重要になります。
補修工事が完了した後には、いよいよ塗装工程へと入っていきます。
ALC外壁、そして建物を雨や紫外線などの劣化要因から効果的に守っていくためには、適切な方法で進めていかなくてはならない重要な工程です。
なお、この塗装工程については、次回からのブログにて詳しくご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2023年12月04日時点での費用となります。
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