そもそもサイディングは、本体そのものを雨水から守るために塗装を施しており、その機能が損なわれると、吸水して脆く壊れやすくなってしまいます。
そうなると塗り替えだけで機能を回復することは難しく、張り替えによるメンテナンスが必要となるケースも少なくありません。
今回も、塗装によるメンテナンスでは機能回復が難しい部分があったので、部分的な張り替えを行いました。
激しく傷んだサイディングを取り外し、新しいものをビスで固定しています。
まったく同じデザインのサイディングはありませんでしたが、似たもので代用して塗装を施すと、完成後には一体化して違和感はなくなります。
その他、ビス頭の補修やコーキングの打ち替えを行って、サイディングの部分張り替え補修は完了です。
高圧洗浄により、傷んだ塗膜部分を取り除いた外壁面に対し、3回塗り工程の下塗りを行っていきます。
下塗りには、窯業系サイディングのほか、コンクリートやモルタル、ALCなど幅広い下地に対応する有能下塗材の「エポパワーシーラー」です。
また、「エポパワーシーラー」の成分として含まれている樹脂は、そのサイズが非常に小さいので、下地の奥深くまで浸透できることが特徴となっています。
そのため、より強固な下地を形成し、この後に続く中塗りや上塗りの付着性を高めることが可能となります。
外壁塗装の下塗りまで完了しました。
この後は、さらに3回塗り工程の中塗りと上塗りの仕上げ塗装を行っていきます。
なお、この仕上げ塗装の様子については、次回のブログにて詳しくご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2023年12月15日時点での費用となります。
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