外壁塗装工事においては、塗装工程に入る前に必ず塗装しない部分に対して養生を行います。
養生しておくことで、必要のない部分への塗料の付着を防げるので、後から掃除をするといったムダな労力をかけることがなくなります。
いったん付いた塗料を除去する作業というのは、決して簡単ではなく、塗装という行為の何倍ものエネルギーが必要です。
また、完全に除去することができないようなら、トラブルにつながるかもしれません。
そのような、工事に関わる一切のムダをあらかじめ取り除いておく作業が養生です。
窓や雨樋、ブラケット照明のほか、塗装をしない石積調外壁材などに養生を行っています。
また、塗装面と養生との境目は、そのまま塗装の仕上げラインとなるので、きれいな直線を出して行うことも重要なポイントです。
外壁塗装工事の3回塗り工程のうち、まず下塗りから行っていきます。
下塗りに使用したのは、アステックペイント社の外壁用下地調整材「エピテックフィラーAEⅡ」です。
「エピテックフィラーAEⅡ」は、その他の下塗り材と違って厚く塗れるので、ひび割れを埋めたり、凹凸のある面をうまく調整したりする下地調整機能を持つ塗料になります。
つまり、今回のような傷んだモルタル外壁には非常に適した下塗り塗料なのです。
ところどころにひび割れが生じるなど、劣化が目立っていたモルタル外壁に対し、優れた下地調整機能を発揮する「エピテックフィラーAEⅡ」による下塗りが完了しました。
外壁塗装工事の下塗りが完了した後は、適切な乾燥時間をおいて、さらに中塗りと上塗りを行っていきます。
ちなみに、中塗りと上塗りには、高い親水性を発揮することで、外壁面に付着した汚れを雨水などといっしょに洗い流す無機成分配合フッ素塗料を使っています。
なお、この中塗りと上塗りの工程については、次回のブログにて詳しくご紹介したいと思いますので、ぜひ引き続きご覧ください。
記事内に記載されている金額は2023年12月21日時点での費用となります。
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