そして今回は、外壁の広い範囲の仕上げ材として使用されている金属サイディングに対する中塗りと上塗りに関する内容です。
金属サイディングは、比較的耐久性の高い仕上げ材ではあるものの、表面塗装が劣化したり、キズやへこみが生じたりすると、サビが発生することがあります。
金属のサビは、少しずつその範囲を拡大させながら、穴があいてしまうほど重症化してしまうことも珍しくありません。
そのため、定期的に塗り替えなどのメンテナンスを行いながら、雨水や紫外線などから保護していくことがきわめて重要になります。
今回、金属サイディング塗装に用いた仕上げ塗料は、アステックペイント社の外壁用変性無機系上塗材「無機ハイブリッドウォール」です。
「無機ハイブリッドウォール」は、モルタル外壁部分にも使用しているものであり、劣化しにくく硬い無機成分と柔らかく割れにくい有機成分をバランスよく配合した塗料になります。
また、期待耐用年数が20年以上と非常に高い耐候性を示すほか、汚れが付着しても雨水が自然に流してくれる低汚染性など、優れた性能を発揮する塗料でもあります。
金属サイディング塗装には、「テラコッタ」という赤みが強い茶色を採用しています。
モルタル外壁部分の色とも相性がよく、温もりを感じさせる落ち着いた雰囲気に仕上がりました。
なお、次回のブログでは、軒に使用している木部やその他付帯部への塗装について、詳しくご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2024年01月09日時点での費用となります。
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