外壁にはモルタルや金属サイディング、漆喰、タイルなど、複数の仕上げ材が用いられており、それぞれに異なる色を使って塗り分けています。
モルタルには明るい薄茶色を、金属サイディングには赤みの強い茶色を採用しており、失っていたツヤ感や鮮やかさが見事に甦っています。
また、破風板や鼻隠し、庇(霧除け)、雨樋などの付帯部には、以前と異なる黒系の色で塗装したことにより、アクセント効果で建物を引き締め、庭の緑ともバランスよく調和した美しい仕上がりを実現できました。
ちなみに、今回の外壁の色は、息子さんご夫婦でかなりのこだわりを持って選んでいただきました。
今回、モルタル外壁や金属サイディングには、劣化しにくく硬い無機成分と柔らかく割れにくい有機成分をバランスよく配合した高性能なハイブリッド塗料を用いています。
塗料が持つ性能のなかでもとくに耐候性に優れており、メーカーの試験においては、20年を経過しても、その光沢保持率は80%以上を保持することが実証されているほどです。
また、その他にも、優れた遮熱性や低汚染性を発揮できることも、この塗料の魅力となっています。
表面塗装が色あせるなど、ダメージを負っていた軒の木部には、浸透タイプの木材保護塗料で塗装を行っています。
今回の塗装工事により、木目の美しさや質感を残したまま、雨や紫外線などの劣化要因から効果的に守っていく品質を確保できました。
外部で使用する木材は、非常に傷みやすいので、こまめなメンテナンスがポイントとなります。
記事内に記載されている金額は2024年01月09日時点での費用となります。
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