岡谷市塚間町で大規模リフォーム(室内改装、ユニットバス設置等々)の一環で外壁の塗り替え工事を施工しました。
3階建ての建物で、外壁材はスチールで鎧張りのものです。
外壁を15㎝位の幅の杉板を1枚づつ重ねて貼って面を仕上げる工法が鎧張りです。下見板とも言います。
こちらのお宅の外壁は杉板ではなく、それを板金で模したデザイン壁です。
弊社一押しAGCコーテック社『ルミステージGT』を使用しました
こちらの塗料はAGC旭硝子が開発したフッ素樹脂「ルミフロン」を使用した高性能フッ素樹脂塗料です。ルミフロンを使用した事例は「明石海峡大橋」や「東京スカイツリー」等の塗り替えが難しい建造物の塗装に使用されております。因みにANA旅客機にも塗装されています。上空10000mを時速900㎞で飛ぶ飛行機にも使用されているのですから、野ざらしなら耐候年数15~20年以上ですね。
洗浄→養生→下塗りからの中塗り作業。
今回の外壁はスチールですので、ルミステージGT弱溶剤を使用しました。窯業系サイディングでしたら浸透性がありますのでルミステージ水性を使用しますが、スチールは浸み込みがないので板金屋根塗装にも使用する弱溶剤(シンナー系)を使用します。基本的に塗料は希釈して使用します。水性なら清水、弱溶剤ならシンナーで薄めます。施工日の気候・天候状態をみて職人の感で全く薄めなかったりもあります。これは熟練の成せる技ですね。
水性塗料と油性塗料(弱溶剤塗料)の違いですが、まず気になる耐候年数ですが弱溶剤のほうが強いという意見もありますが、現在の水性塗料はかなり進化していますので、耐候年数は変わらないと考えます。メリットですが、水性塗料は臭いが少なく水で希釈するため健康被害が少ない事。弱溶剤塗料は乾きが早く艶が長持ちし、塗装可能な下地が多い事。デメリットですが、水性塗料は塗装できる下地が限られている(基本スチール等塗装は向かない)気温が低いと塗れない。弱溶剤塗料はシンナー臭がするので、周りに気を使わなければいけない。艶消しは難しい。等々それぞれにメリットデメリットはありますね。塗装する建物等の下地や環境によって使い分けを致しますので、専門家に相談の上お任せいただきたいです。
弱溶剤塗料があるので、強溶剤塗料もございます。強溶剤塗料は読んで字のごとくシンナーが強い塗料になります。アクリルやシリコン等の樹脂を多く含んだ塗料なので、ベランダや陸屋根などの防水塗料として使用します。こちらは大変シンナー臭がきついので、防水塗装をされる場合は覚悟がいります。その代わり塗膜の強さは水性塗料とは比較になりません。
温かみのある綺麗な色に変わったので、毎日ここを通る方はきっと気が付くでしょう。
記事内に記載されている金額は2019年12月19日時点での費用となります。
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