ちなみに、高圧洗浄を行えば、すべての不純物を確実に落とせるというわけではありません。
例えば、苔や藻、カビなどが根を張って繁殖しているケースなどが挙げられますが、この場合は専用の薬剤を用いて行うこともあります。
また、ささくれた木部やサビが発生している鉄部などは、職人の手作業によりケレンを行って取り除く必要があります。
外壁塗装工事は、ただ塗ればよいわけではなく、あらゆる劣化要因から建物を守る強い塗膜をつくるため、とくに下準備が重要な意味を持つのです。
一般的に、高圧洗浄作業の洗浄水は、お客様宅の水道を使用させていただきます。
そして、その水道水は、いったん容器に溜め、コンプレッサーを使って高圧洗浄機まで送って洗浄を行っています。
そのため、当然ですが、できるだけムダが生じない使い方をしなくてはなりません。
弊社においては、容器内に一定の高さまでたまると水道水の供給をストップするといった装置をつくって利用しています。
この装置により、お客様の負担を低減することが可能となります。
このような配慮も、専門業者にとっては欠かせない、重要な仕事のひとつです。
高圧洗浄作業が終わったら、洗浄水をしっかりと乾燥させることも重要です。
水分が残ったまま塗装を行うと、気泡が生じるなど、不具合の原因にもなります。
季節や現場状況に合わせて、適切に乾燥時間を設けた後、塗装工程へと移行します。
なお、次回のブログでは、木部塗装について、詳しくご紹介したいと思いますので、ぜひ引き続きご覧ください。
記事内に記載されている金額は2024年01月26日時点での費用となります。
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