モルタル外壁には、リシン吹き付けが施されており、凹凸のある表面になることから、雨水が汚れといっしょにとどまってカビの生育に適した環境ができやすくなります。
そのため、メンテナンスを行うときには、低汚染性や防カビ、防藻性などの効果が期待できる塗料を使うと、塗装後の美しい状態のまま、長く維持することが可能となります。
モルタル外壁塗装工事は、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗り工程で仕上げていくことが基本となります。
そして、まずは、下塗りからです。
今回、下塗りの塗料は、2つの種類を使い分けています。
その下塗り塗料とは、シーラーとフィラーです。
今回の住宅では、お施主様ご自身により、可能な一部の範囲で塗装工事をされています。
その塗装工事をされている部分でリシン吹き付けの風合いが消えるといったダメージが見られる箇所にはフィラーを、リシン吹き付けの風合いが残っている箇所にはシーラーを使っています。
シーラーは、アステックペイント社の「エポパワーシーラー」です。
「エポパワーシーラー」は、モルタルや窯業系サイディングなど幅広い下地に適応することや、下地の深くまで浸透し強力な付着性を発揮することが特徴となります。
フィラーは、同じくアステックペイント社の「エピテックフィラーAEⅡ」です。
「エピテックフィラーAEⅡ」は、厚く、柔軟性のある塗膜をつくれるので、比較的小規模なひび割れを埋めるなど、凹凸のある下地面を調整する機能を持つことが大きな特徴となります。
そのため、今回のように、ダメージを負った下地への下塗りには非常に適した塗料なのです。
モルタル外壁への下塗りが完了しました。
この後は、中塗りと上塗りをさらに重ねて施工していきます。
なお、これら塗装工事の様子については、次回のブログにて、詳しくご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2024年01月30日時点での費用となります。
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