モルタル外壁の劣化状況
住宅の外壁は、モルタルにリシン吹き付け塗装を施した仕上げとなっており、経年劣化による色あせが見られます。
ちなみに、リシン吹き付けとは、塗料に砂などの骨材を混ぜ、スプレーガンを用いて吹き付ける方法になります。
モルタル外壁に設けられている誘発目地には、ひび割れが確認できます。
誘発目地とは、建物に地震などの揺れで力が加わったときに、その力の逃げ道となってひび割れの発生箇所となるよう、構造上問題のない位置に意図的に設けた目地のことをいいます。
そもそもモルタルはひび割れが発生しやすい素材です。
しかし、ひび割れが生じるにしても、それが誘発目地であれば、建物への影響は小さく済むので、想定の範囲と考えられます
とはいえ、誘発目地でもひび割れたままでは、雨水が入り込んで下地に影響が及ぶこともあるので、メンテナンスは必要となります。
また、誘発目地ではない部分にも比較的規模の大きなひび割れが見られ、一部に補修している箇所なども確認できます。
モルタル外壁においては、基本的に0.3㎜以下の規模の小さいひび割れをヘアークラックといい、構造に影響を与えるものではなく、急いで補修する必要はないとされています。
一方、0.3㎜を超えるような規模の大きなひび割れは、構造に影響を与える可能性があるものと考えられるので、適切な補修を行うことが重要です。
今回の外壁調査においては、モルタル外壁に色あせやひび割れなど、経年による劣化症状が確認できました。
この調査結果をもとに、適切に補修を施し、塗装工事を行っていきます。
なお、この外壁塗装工事の様子については、次回からのブログにて詳しくご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2024年02月02日時点での費用となります。
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