養生は、窓や下屋根、給湯器のほか、電気メーターやエアコン室外機などが対象となります。
これらに対し、塗装時に塗料がはみ出して付着することのないよう、マスカーや養生シート、マスキングテープなどを使って丁寧に養生します。
この養生作業も、完成品質を高めるためには重要となるので、当然ですが、手を抜くことはできません。
そもそもモルタルは、ひび割れが生じやすいものです。
モルタル外壁のひび割れといえば、モルタルに含まれる水分が乾燥して収縮を起こして生じるものや、地震や大型車の往来による揺れで生じるものなど、その原因はさまざまです。
ヘアークラックと呼ばれる0.3㎜以下の規模であれば構造上大きな問題はなく、緊急的に補修を行う必要はないとされています。
しかし、0.3㎜を超えるような比較的規模の大きなひび割れは、下地や構造に影響を及ぼす恐れがあるものと考え、適切に補修を行うことが重要になります。
規模の大きなひび割れを放置すると、湿気や雨水の浸入によるラスの腐食や雨漏りの原因になることも珍しくありません。
また、ひび割れが生じたモルタル外壁の周辺に浮きなどが見られる場合は、欠落する恐れもあるので注意が必要です。
モルタル外壁のひび割れ部分に補修材を使って適切に補修を行いました。
補修跡は、さらに塗装を施すことで目立ちにくくなります。
また、塗装時には、柔軟性のある塗料を使って塗膜を形成することで、ひび割れが生じても、追従して表面化しにくくなります。
ひび割れ補修が完了した後は、いよいよ3回塗りによる塗装工程となります。
この塗装工程の様子は、次回のブログにて詳しくご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2024年06月08日時点での費用となります。
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