まずは、下塗りからです。
適切な下塗りにより、下地面と新規塗料との密着性を向上させ、完成後の強靭な塗膜形成を実現します。
下塗りに用いた塗料は、アステックペイント社の外壁用可とう形エポキシ系下地調整材「エピテックフィラーAEⅡ」です。
「エピテックフィラーAEⅡ」は、粘度が高く厚みのある塗膜をつくれることから、傷んで凹凸がある下地面を調整し、塗膜厚の均一化を図れる下地調整機能を有した塗料になります。
また、柔軟性のある塗膜を形成し、ひび割れや建物の揺れなどにも追従するので、モルタル外壁には非常に適した下塗り塗料といえます。
続いて、中塗りと上塗りの仕上げ塗装です。
これら重ね塗りにより、塗料の性能を引き出すうえで必要とされる塗膜の厚さを確保し、ムラのない仕上がりが可能となります。
中塗りと上塗りに用いた塗料は、アステックペイント社の外壁用遮熱シリコン系上塗材「シリコンREVO1000-IR」です。
「シリコンREVO1000-IR」は、耐候性や遮熱性、低汚染性など、建物の外観を美しく守るために必要な性能を備えた高性能なシリコン塗料になります。
外壁色は、「アプリコット」という赤みがかった薄い茶色で、その仕上がりはナチュラルで温かい雰囲気を感じさせます。
また、中間色でもあるので、汚れが目立ちにくいといった点も魅力となります。
お施主様からは、増築してある建物と色を合せてほしいとの要望があり、決定しましたが、仕上がりを見てご満足いただくことができました。
色あせやひび割れなどの劣化症状があったモルタル外壁も、高性能な塗料を用いた3回塗り工程により、以前の美しい外観を取り戻しました。
この後は、完成後の点検を行い、足場の解体をしてお引渡しとなります。
なお、完成後の出来栄えについては、次回のブログで現場調査時の状態と比較しながらご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
記事内に記載されている金額は2024年02月06日時点での費用となります。
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