住宅の外壁は、タイルと吹き付け塗装を施したモルタルを組み合わせた仕上げとなっています。
モルタル外壁は、経年劣化が進み、色あせのほか、苔やカビなどが発生している様子も確認できます。
表面に凹凸のあるモルタル外壁は、雨水のスムーズな流れを阻んでしまうので、とくに日光の当たらない北側などは、苔やカビが生育しやすい環境になりやすいので注意が必要です。
また、モルタル外壁には、多くのひび割れが確認できます。
そもそもモルタルは、さまざまな原因によりひび割れが生じやすい素材です。
モルタル外壁に生じるひび割れは、一定以上の規模にもなると、見た目にも悪いばかりか、構造にまで影響を与える恐れもあるので、適切な処置が必要となります。
ベランダ防水の表面は、劣化によって激しくひび割れが生じ、若干浮いている様子が確認できるので、防水層まで傷んでいる可能性が考えられます。
また、汚れの具合から、一部で適切な排水が行われず、水たまりができてしまっている様子も確認できます。
ベランダ防水の水たまりは、劣化を加速させ、また雨漏りを引き起こす原因にもなることから、注意しておきたい症状です。
今回の現場調査では、モルタル外壁やベランダ防水にさまざまな劣化症状を確認しています。
そのため、外壁塗装や防水工事など、必要なメンテナンスを行っていくことになりました。
なお、これらメンテナンスの様子については、次回からのブログにて詳しくご紹介したいと思いますので、ぜひご覧ください。
記事内に記載されている金額は2024年02月13日時点での費用となります。
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