足場の設置工事は、現場調査に基づいて足場計画を作成し、その計画に沿って資材の搬入や現場での組み立てを行うことになります。
そのため、現場調査では、外壁の劣化状況だけでなく、足場の設置スペースや障害物などについても確認しておく必要があります。
つまり、工事の成功は、事前の段取りがきわめて重要であり、現場調査の精度も重要なポイントとなるのです。
足場の周囲にメッシュシートを張り、設置工事の完了です。
そもそもモルタルは、ひび割れしやすい素材です。
ヘアークラックと呼ばれる小さいひび割れであれば、補修しなくても構造に影響を与えませんが、大きなものになると、リスクが高いものと判断し、適切な補修を行わなくてはなりません。
よって、今回は、リスクの高いひび割れとしてVカット工法による補修を行っていきます。
Vカット工法とは、グラインダーなどの工具を使ってひび割れに沿ってV字型の溝をつくり、その溝にコーキング材やその他補修材などを埋めて補修する方法です。
それでは、実際の施工の様子をご紹介していきましょう。
モルタル外壁に発生していたひび割れに沿うようにグラインダーでV字型の溝をつくります。
つくった溝の中は、しっかり清掃してプライマーを塗布します。
プライマーが乾いた後にコーキング材を充填し、表面を整えたら補修の完了です。
この上に塗装を行った後には、ほとんどわからなくなって仕上がります。
記事内に記載されている金額は2024年02月14日時点での費用となります。
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