サイディングは、釘を打ち付けて固定しており、その釘の周辺が割れてしまっている箇所が複数あります。
このようなサイディングの割れは、地震などの揺れにより釘の周辺に負荷がかかることで生じる現象になりますが、劣化により耐久性が低下していることも原因のひとつと考えられます。
というのも、サイディングは、表面塗装が劣化すると、防水機能が衰え、本体が吸水するようになるので、その結果、もろく壊れやすくなってしまうのです。
そのため、定期的に塗り替えを行って、防水機能を保ち続けることが重要になります。
サイディングの目地に充填しているコーキングも、劣化が進み、痩せや切れなどの症状が確認できます。
コーキング切れのような著しい劣化は、雨水を建物内に侵入させてしまう恐れがあり、躯体にダメージを与えたり、または建物寿命を縮めたりする原因にもなるので、十分注意しておかなくてはなりません。
よって、コーキングの著しい劣化が見られるようなら、建物を長く使うためにも、速やかに打ち替えなどのメンテナンスを検討することが重要です。
今回の外壁調査では、仕上げ材であるサイディングの色あせやチョーキング、割れのほか、コーキング切れなど、多くの劣化症状が確認できました。
そのため、これから長く使っていくためにも、適切な補修と塗り替えを行い、機能回復を図っていくことになりました。
また、今回は、外壁といっしょに屋根の劣化状況についても調査を行っています。
この屋根調査の内容は、次回のブログにて、詳しくご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2024年03月05日時点での費用となります。
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