1980年代まで住宅の外壁としてモルタルは主流でした。
職人の手による耐火性に優れた外壁材です。
ただ施工に時間がかかるので、最近では窯業系サイディングなどの工期が短くコストも低いものが主流となってきています。
モルタルはセメント・砂・水が主原料なので、防水性を維持するために塗装によるメンテナンスが10年を目安に必要となります。
モルタル外壁の下塗りに使用したのは、アステックペイント社の「
エポパーワーシーラー」です。
カチオン系の樹脂を採用していてプラスの電荷を持ちますので、マイナスの電荷を持つコンクリートやモルタルに対して、通常の付着力と併せて電気的な付着力が発揮されます。
モルタルの外壁には最適な下塗り材です。
中塗りと上塗りに使用したのは、下塗りと同じく
アステックペイント社の超低汚染シリーズ「リファインMF-IR」です。
遮熱無機フッ素系の上塗り材で、
メーカー発表の耐用年数は20年以上と長期に渡ります。
この塗料は、アステックペイント社独自の無機成分配合技術により緻密な塗膜を形成するので、一般的な塗料に比べると汚れが付着しにくいのが特徴です。
金属サイディングの時と同じように、下塗り・中塗り・上塗りの3工程で仕上げます。
色も同じ「チャコール」を使っています。
曇りの日などは黒が強く見えますが、本来は限りなく黒に近いグレーです。
外壁と屋根以外の部分をまとめて「付帯部」と呼んでいます。
今回は軒天、鼻隠し、雨樋、霧除け、玄関木部、水切りを塗装しました。
これらすべて「付帯部」です。
霧除け下の軒天塗装
玄関上の木部塗装
これで外壁の塗装は全て完成しました。
先に社内でチェックし、最後に施主様にチェックして頂き、問題が無ければ足場を撤去してお引き渡しとなります。
外壁の塗装は完成しましたので、次回はトタン屋根の塗装の様子をお伝えし、ビフォーアフターもご紹介したいと思います！
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