茅野市でパルコン住宅の外壁塗装を行っています。前日に高圧洗浄をしたところ古い塗膜が剥がれてきて、素地が見えるほどになってしまったと、このブログで書かせていただきました。
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洗浄でぬれた外壁を一晩乾かして、前日に引き続き洗浄で落としきれなかった塗膜を手剥がし作業をしようとしたところ、お風呂のサッシの下端から水がにじみ出ていることに気が付きました。他が十分乾いていたので洗浄の際の水ではないと思います。しっかりとコーキングされていましたが、壁とコーキングの間からじわっと水が出てきます。
思い切ってコーキングを切ってみました。左の写真の一番右に移っているのが取り外したコーキングです。分厚いしっかりしたコーキングが打たれていました。これをやったコーキング職人さんは苦労したと思います。コーキングの裏に右の写真のバックアップ材が2本入っていました。スポンジのような素材のもので珍しい材料ではなく、コーキングを打つ際によく使う材料なのですが、このバックアップ材が水を吸ってビショビショでした。コーキングはアルミのサッシ枠とコンクリートの建物の基材の隙間を埋めるために打たれていましたが、コンクリート側の密着が弱く、にじみ出ていた水はバックアップ材からのものでした。

お風呂の窓周辺の塗膜は剥がれがひどく、にじみ出ていた水が悪さをしていたものだと思います。ちょうど近くにベテラン板金職人がいたので相談したところ、コーキングを打ち直すとまた同じことになるので、このまま排水させたほうがいいというアドバイスをもらいました。
とはいえ、何もしないとコンクリートが水を吸ってしまいます。結露なのかお風呂からの湿気なのか、その両方なのか、出てくる水を止めることは難しいと思います。そこでFRP防水でも使用するポリエステル樹脂を塗布して、コンクリート面が水を吸わないようにを防水して、この後の塗装をすることにしました。写真はそのポリエステル樹脂です。
マスキングテープを貼ってポリエステル樹脂を塗るところと塗らないところを分けます。5mmほど下がったところに境界のラインをひきました。細い刷毛でたっぷりと塗りこんでいきます。太陽にさらされるようなところではないので、防水層の劣化もしないと思います。これでお風呂から出てくる水の処理ができます。これから塗る塗膜にも水の悪影響は出ないと思います。
今日はその他にコンクリート素地まで剥がれてしまったところに浸透性プライマーという下塗り材を塗装しました。これは剥がれず残った塗膜と、素地まで剥がれてしまったところの段差を解消するために、コンクリート素地面に一回吹付で塗装をするための下塗りです。玉吹きをするため段差解消とともにコンクリートのつるつるの面に既存の外壁に似た模様を付けることで、補修痕をなるべくわからなくするためです。明日その玉吹作業をします。
記事内に記載されている金額は2021年04月01日時点での費用となります。
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