ALC下塗り~仕上げまで
住宅用に使用されているALCパネルの厚さは、35㎜~75㎜(
37㎜、50㎜が
主流)で
すが、窯業系のサイディングボードが14㎜~18㎜なのに比べると、かなりの厚みがあります。この厚みを作り出すため、内部に補強のための「鉄筋」や「ラス網(金網)」が中に
入っています。
防錆加工はされていますが、防水効果が無くなって何度も雨水に晒されていればその効果も落ちてしまいます。鉄が錆びれば体積が膨張し、剥落や爆裂の発生原因になります
。また、定期的な
塗装を忘れていたため、
冬にお風呂場の窓下に起きた結露が浸透し、それが
凍結することで
大きく剥がれ落ちてしまったという例は
数
多く見受けられます。
塩尻市で、ALCの塗装をしました。耐火、強度、遮音、断熱、といった高機能な
ALC外壁であるがゆえに、塗料は慎重に選ぶ必要があります。最も大切なことは、「透湿性」と「防水性」
です。一見矛盾した内容の様に感じる方もおられると思いますが、「透湿性」は、室内から発生する湿気や、外壁内に籠ろうとする湿気を輩出するために重要です。「防水性」は、お分かりの様に雨水の侵入を防ぐために長期的に優れた性能が要求されます。
記事内に記載されている金額は2021年08月06日時点での費用となります。
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