■モニエル瓦の劣化状況。
こちらの屋根は、【モニエル瓦】というものを使用されています。
正式名称は、乾式コンクリート瓦といいます。主成分は、セメントと川砂でできており、塗装しなければ防水性は保てません。
通常のセメント瓦と違うところは、『着色スラリー』というセメントの着色剤が厚め(1mm以上)に塗られています。セメントを製造する際に、原料の石灰や粘土に水を加えて粉砕した泥状のものをいいます。
【カビ・コケ】
モニエル瓦にコケやカビが生えてきています。
モニエル瓦はそれ自体に、防水性がないので塗装のコーティングが剥がれた状態が長く続くと
水が浸透してしまいます。そうなると、コケやカビが発生して劣化していきます。
【ひび割れ】
モニエル瓦の全体を写したものです。
小さく欠けていたり、ひび割れが起きている箇所もあります。
ひび割れた部分から雨水が浸透していき、屋根の劣化が悪化します。
■サイディング部分の劣化状況。
帯の部分には、【サイディング】を使用しています。
サイディングは、セメント質と繊維質を主な原料としています。貼り付けたサイディングボードをシーリングで繋いでいきます。
サイディングボードが、剥がれてきたり、サビが目立ちます。剥がれてきてしまうと、そこから雨水がサイディングボードの中に入っていき、雨漏れの原因になってしまいます。美観も保てなくなるので、早めのリフォームをお勧めします。
■外壁モルタルの劣化状況。
こちらの外壁は、【モルタル仕上げ】となっています。
モルタルとは、セメントと砂を混ぜて、水で希釈したものをいいます。継ぎ目がないので様々なデザインに対応できます。耐火性も高く、建築基準法の『不燃材料』にも記載があるほどです。また、仕上がりが職人の能力によってかなり左右されます。
【カビ・コケ】
外壁は、湿気の多い北面や風通しの悪い場所などの面に、カビやコケが発生しやすいです。カビやコケを取るには根っこから取り除かないといけないので、バイオ高圧洗浄がお勧めです。カビやコケをしっかりと取っていない上から塗装をすれば、どんなに良い塗料を塗ったところですぐに取れてきてしまいます。
【チョーキング】
こちらコンクリート部分にチョーキング現象がみられます。
別名、白亜化とも呼ばれています。指で触ったときに、白い粉がつくのが特徴です。劣化の初期段階に起こるといわれています。
■最後に。
街の外壁塗装やさん岐阜店では、無料で現場調査・お見積りさせていただきます。何かお困りごとがあればいつでもご相談ください。スタッフ一同お待ちしております。
記事内に記載されている金額は2021年05月13日時点での費用となります。
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