淡い色の横貼りサイディングのお宅です
知立市西にて横貼りサイディングとカラーベスト屋根のお宅の外壁塗装と屋根塗装の現地調査にお伺いしました。以前から他の工事のご依頼も頂いているお客様です。いつもありがとうございます。
横貼りサイディングの部分については元々の色が抜けてしまい、淡い色になってきています。元々は濃いピンクを基調とした可愛らしいおうちだったと思います。
塗装でいうところの保証年数は塗膜が建物を何年守ってくれるかを表しています。色が落ちてくるのは塗膜の保証年数と関係なく早い場合が多いので色の選択の際はその辺りも考慮しながら決めていく必要があります。
サイディングの劣化状況を確認します
建物全体を見てみると、帯にひびが入っているのがわかります。建物にメリハリを付けるためにも取りつけられている帯ですが、この帯が原因で雨漏りになることもあります。帯の劣化が激しい場合は取り替えも含めた検討が必要なこともあります。今回は状態が良いので塗装のみでのご提案をします。
窓周りを含めたコーキングについては、かなり劣化が見られます。コーキングにひびが入ってしまうと、そこから雨水が入ってしまい、雨漏りの原因となることも多いので注意が必要です。
バルコニー周りは気になるところが多いです
サイディング接続部のコーキングの劣化が目立ちます。
飾りの下部に苔が生えています。常に湿っているところということなので、傷みやすい場所です。
バルコニー周りは雨漏りが発生しやすい場所のひとつです。手すりや飾りの取付部、水が常に溜まってしまう場所、角のコーキングの接続部など定期的なメンテナンスを行うことが、雨漏りを未然に防ぐことに繋がります。
笠置の接続部も確認します
笠置と壁のつなぎ目のコーキングの劣化による雨漏りはとても多いです。雨仕舞の板金工事の際にしっかりと処理をしていればそんな心配は無いのですが、20年以上前の建物には雨仕舞がうまくできていない家も多いです。
外壁塗装は10年ごとに行うことで、建物の寿命を延ばすことに繋がりますが、ある程度の費用がかかることですのでやりたいと思ってすぐにできるとは限りません。笠置の接続部のコーキングや外壁のひび割れは、手が届く範囲であればDIYで対応しても良いかもしれません。通常のコーキング剤は塗装ができません。塗装が可能な変成シリコンを使用することで、後々建物全体の外壁塗装を行う場合もコーキングの上に塗装ができるので作業がスムーズに進みます。
屋根は劣化状況により様々なご提案をしています
屋根は建物を守る重要な要素です。カラーベストは丈夫で軽い屋根材として多くの建物で使われています。しかし、カラーベスト自体は定期的な塗装が必要です。直射日光があたり続ける場所なので、外壁よりも劣化が激しい場所です。この写真では苔が確認できます。
カラーベストの表面は、塗膜が頑丈な間は水を弾いてくれます。塗膜が劣化により剥がれてしまうと、カラーベスト本体が剥き出しとなり、水を吸ってしまう状況となります。その結果、苔が生えてきてしまい、苔が蓄える水分により常にカラーベストが湿気っている状況となります。当然屋根に良いわけがありません。
こういった場合、屋根の塗装の他にカラーベストやガルバニウム鋼板による屋根材の上張りをご提案することもあります。これからあと30年ほど住むと仮定すると、屋根を3回塗装するのか1回上張りを行うのかという選択肢が考えられます。
お客様の考え方と、実際にこれからあと何年住むのかというライフプランにも繋がるお話となりますが、長い目で見ると様々な選択肢が見えてきます。
ご提案の際は長期的な目線に立ち、プロとして外装工事のご提案をしております。
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記事内に記載されている金額は2021年01月12日時点での費用となります。
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