まずは建物の全体を確認します。
一見すると大きな問題はないように見えますが、プロの視点で細かくチェックしていくと、経年による劣化サインが見えてきました。
お客様も「普段、自分の家をまじまじと見ることはなかった」とおっしゃっていましたが、一緒に確認していただくと、「ああ、確かに色が褪せていますね…」と驚かれていました。
こちらは外壁の表面です。
新築時のような鮮やかさが失われ、全体的に色褪せが起きています。
これは、紫外線や雨風によって塗膜（塗装の膜）が劣化し、防水機能が低下し始めている証拠なんです。
そして、今回お客様が一番気にされていた「家の裏側」へ回ってみました。
確かに、苔や雨染みが顕著に発生しています！
特に日当たりや風通しの悪い裏面は、湿気が溜まりやすいため、このように汚れが付着しやすくなります。
「ただの汚れでしょ？」と思われがちですが、実はこれ、外壁の防水性が切れている決定的なサインなんです！！
壁が水を弾かなくなり、水分を吸い込んでしまっているため、常にジメジメとして苔やカビが繁殖しやすい環境になっています。
この状態を放置すると、外壁材そのものが脆くなり、ボロボロになってしまう危険性があります。
さらに調査を進めると、外壁のひび割れ（クラック）も確認できました。
幅の広いヒビ割れは、そこから雨水が建物内部へ侵入し、雨漏りや構造材の腐食を引き起こす原因となります。
ここまで来ると、早急なメンテナンスが必要です！
調査終了後、お客様に写真をお見せしながら現状を詳しく報告いたしました。
「まじまじと見て、初めて塗装の必要性が理解できました」と、深く納得していただけました。(^^)
記事内に記載されている金額は2025年12月10日時点での費用となります。
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