色は物体の反射です。赤い色はその物体が赤い色のみを反射しているから赤く見えるのです(モニターなどは別)。観察者と光源が同一なら同じ色は同じ色に見えるハズですが、例外も結構な確率で存在します。
お住まいの外壁塗装を考えた場合、多くの方は近所や通勤路などにある実際のお住まいを参考にすることも多いと思います。中には「とてもおしゃれなので真似したい」という建物もあるでしょう。幸運なことにその真似したいと思っていた建物を実際に塗り替えた施工店を見つけました。全く同じ塗料と同じ色でオーダーできたので、工事後はおしゃれになっているだろうと期待していると… 「あれれ、微妙にではなく大分違う」ということも多いのです。最初は「塗り替えたばかりだからだろう」と自分の中で解釈するのですが、数ヶ月してもその差は埋まりません。おそらく多くの方が施工店が色を間違えたのだろうと思い、記録や写真を見せてもらうと同一ものが使われていました。次に陽のあたり方で見え方が違うと考えますが、少し離れているだけで、間取りも建っている方角もほぼ同一です。そして周りの景色が違うからとも考えるでしょう。しかし、2軒とも同じような住宅地です。さて、微妙にではなく大分違う理由はなんなのでしょうか。
答えは外壁材の違いにあります。同じような外壁材であっても、リシンの目の細かさが違えば反射率も違います。同じようなサイディングでも意匠性が違えば、反射率は大きく変わります。安易に色だけを真似てみても、模倣できないことも多いのです。大まかに分けても、外壁材は窯業系、金属、樹脂製、ALCなどのサイディング、モルタルに分かれます。表面がフラットなものもあれば、凸凹がついたものもあります。それぞれで反射率が違うので、同じ色で塗っても同じ色に見えることはないのです。
案外、陥りやすいポイントなので覚えておいて損はないでしょう。
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