先日、お休みをいただいた際、某地方都市を訪れてみたのですが、カオスとしか言いようのない惨状でした。そうそう大きくない地方都市ではオフィス街と繁華街が隣接していることも珍しくありません。約10年ぶりに訪れたその都市もそれほど大きくなく、オフィス街と繁華街が隣り合っています。以前はオフィス街と繁華街の住み分けができており、それなりにすっきりした街でした。ところが現在は… 近年の社会問題が山積みになっているような状態です。繁華街からオフィス街を眺めてみても、雑然さしか感じられませんし、オフィス街から眺めてみても雑然とした感じしかしません。
もちろん、この都市も景観法に基づいた整備がなされています。現在もオフィス街と繁華街の明確な線引きが出来ているのですが、10年前とは全く景色が変わってしまいました。これは現在の多くの地方都市が抱えるシャッター街の未来の姿なのかもしれません。
この都市の繁華街はバブル崩壊以降、お決まりのようにシャッター街化が進んでいました。それでもまだ2000年代はじめは営業している店も見受けられ、一応アーケード街の面目を保っていました。しかし、それが2010年を越えると後継ぎ問題があったりして、一気に崩壊していきます。地方都市といえど、それなりの場所ですから土地はそれなり活用方法があります。不景気ですから、箱物を立てるのはリスクがあります。リスクの少ない有効な土地活用方法となるとこれまたお決まりのコインパーキングとなるのです。
これまで建物があった場所がコインパーキングとなるとどうなるでしょうか。見晴らしが良くなりますよね。シャッター街ではこのように虫食いのようにかつての建物がコインパーキングになっていきます。その結果、見通しが良くなってしまったため、どちらにも異質な風景が混じることになり、美しくない景観ができあがってしまったのです。
現在の景観法ではこのような街並みが出来上がってしまうのは避けようがないでしょう。今後もこのような虫食いの街並みは増え続けるでしょう。そうなっても、カオスな状態にはならないように色彩ガイドラインを再考してもらいたいものです(画像は全てイメージです。文中の内容とは一切関係はありません)。
記事内に記載されている金額は2021年06月23日時点での費用となります。
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