世の中には様々な色が溢れています。そして建築物の他、ほとんどの人工物には外壁塗装などで色がつけられています。人間は生まれた時から当たり前のように存在しているものを見ても、疑問に思わないことも多いのですが、人工物に色をつけている塗料の色の原料って何なのでしょうか。絵や美術に詳しい方なら「顔料だよ」という答えが返ってくると思います。では、その顔料ってどのような特徴を持っていて、どんな原料から作られているのでしょうか。
●特徴その1 顔料は水にも油にも溶けない
顔料の特徴として挙げられるのが不溶性ということです。水にも油にも溶けません。現実では塗料には色がついているように見えますが、あれは顔料の粉末なのです。絵の具も同じです。イメージ的には粘度のある溶液の中に色の付いた粉末(顔料)を混ぜたものということができるでしょう。
●特徴その2 顔料には無機顔料と有機顔料がある
顔料には炭素を含まない無機顔料と炭素を含む有機顔料があります。
無機顔料はほとんどのものが鉱石やその錆などから作られます。色数が少なく、鮮明な色が出にくいのですが、色褪せが少なく、耐久性に優れているのが特徴です。
有機顔料は石油から作られます。あらゆる発色が可能で鮮明な色を出せるのですが、色褪せしやすく、耐久性が低いというデメリットがあります。
外壁塗装で使われるハイブリッド塗料や無機系塗料には顔料にも無機のものが多く使われています。また有機顔料であっても一部のものは色褪せしにくく、耐久性が高いものもあります。
余談ですが、顔料と溶剤(展色剤)を揃えれば、水彩絵の具、油絵の具、アクリル絵の具などを自作することが可能です。ただし、一部の顔料には人体に有害なカドミウムなどが含まれておりますので、充分に注意が必要です(画像は全てイメージです)。
記事内に記載されている金額は2021年06月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。