これから外壁塗装を考えている方は他の方のお住まいの色がやたらと気にかかると思います。「やっぱり白は清潔感があっていい」、「ブラウンは落ちついた感じが素敵」等々、外壁塗装で色を選び出すと近所だけでなく出先でもついつい外壁の色を観察してしまうでしょう。ようく観察して見ると、ほとんどのお住まいの外壁に共通点があることが分かります。大抵のお住まいの外壁の色は明るさ(明度)が抑えられているのです。色によっては微妙にグレーが混じっているようにも見えるでしょう(もちろんグレーそのものもあります)。実はこれ、キチンと理由があるのです。
一般的な理由として「周囲の環境に馴染むように外壁塗装している」とか、「明るすぎると景観に与える影響が多い」とか様々なものが考えられますが、それだけではありません。日本の気候が大きく影響しています。
以前の記事でその地域で似合う色は太陽光の明るさと大きな関係があると書きました。太陽光の明るさは緯度によって大きく違い、南国では明るく、北国ではその4分の1程度だそうです。また、緯度によって色味にも違いがあり、南国では赤みを帯びた光が、北国では青みを帯びた光が多く届くことも分かっています。それぞれ届く色身に近い色が美しく見えるというワケです。
明るさと色みのを決めるのは緯度だけではありません。空気中の湿度にも影響されます。空気の乾燥した地域では光がそのまま届くため、映える色は明るく澄んだものとなります。日本は湿度による水の微細な粒子に遮られながら光が届くため、ちょっと暗めになります。映える色もグレーとなるのです。太陽光の明るさも湿度の影響も色そのものの見え方を大きく変えてしまうほどではないので、ごく薄いグレーとお考えください。艶ありでも艶なしでも、明るさを抑えた色が選ばれやすいのは日本の風土のせいだったのです。
記事内に記載されている金額は2021年06月22日時点での費用となります。
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