もはや定期的にマスコミを賑わせている悪徳リフォーム業者、中でも一番多いのが訪問営業によるトラブルです。「相場よりも高い工事を次々契約させられてしまった」、「工事後、専門家に聞いてみたら意味のない工事でしかも高額だった」というケースが非常に多いようです。ここでは全国消費生活情報ネットワークシステムに寄せられた相談件数を年度別にグラフにしてみました。
業者が訪問し、営業してくるリフォームのトラブルは増加傾向にあると言われていますが、2013年度に較べて2014年度の方が相談件数が減っているのです(それでも増加傾向ですが)。これが意味することは… そうです、2014年4月からの消費税増税に合わせて訪販リフォームのトラブルも増えたということです。良心的な業者であってもリフォームは結構なお金がかかります。消費税が数%上がるだけでも結構な出費が上積みされますから、ほとんどの方が増税前に済ませたいわけです。そのかけこみ需要に悪徳リフォーム業者も便乗したのでしょう。
2017年4月からの消費税増税は決定的と言われていましたが、現在は先送りという声も強くなっています。その行方はまだ分かりませんので、注視しておくべきでしょう。増税先送りが決定になれば、訪販リフォーム業者はそれだけチャンスを失います。このところ、お客様からのお問い合わせにも「業者が訪問してきた」という内容のものが多くなっています。訪問してくる全ての業者が悪徳というわけではありませんが、警戒しておいてください。
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