毎年、夏というか中春くらいから良く晴れた日に車に乗ると、エアコンを入れないと暑いくらいですよね。炎天下で駐車された車に乗り込むとき、塗装に携わる人たちは誰しもが思ったのではないでしょうか。「遮熱塗料か断熱塗料で塗装された車が登場しないかな」と。そういったアイデアは以前からあったらしいのですが、「自動車用としてはツヤがなさすぎる」、「自動車用としては塗膜がなめらかでない」などの理由から採用は見送られてきたようです。
たまたま今日知ったのですが、ボディカラーに遮熱機能を持たせることに成功した車って存在してたのですね。2015年12月に登場した4代目プリウスのボディカラーの一つ「サーモテクトライムグリーン」は自動車では世界初の遮熱機能を持ったボディカラーだそうです。従来の同色は赤外線反射率が50%でしたが、今回は65%までアップ、夏場の屋外に2時間実験では塗板の温度が5℃程度下がることが実証されました。顔料のカーボンブラックを大粒径酸化チタンに変更することによって成し遂げたそうです。カーボンブラックといえば、遮熱塗料のダイヤスーパーセランIRも代替のものを使うことによって温度低下を実現していました。
この技術によってエコカーがさらにエコになることが凄いのです。車のエアコンを稼動させることによるパワーの損失は最大で4馬力(約3kW)と言われています。夏場はこのことによって2~3割程度、燃費が悪化するとも言われています。これが改善されるって凄いことじゃないですか。今までエアコンに使われていた電気を今度は移動距離の方に回せるのです。さらに充電・放電といったバッテリー負荷も減り、エアコンの負担も減るので寿命も延びます。塗装に携わる人たちは誰しもが夢見てた車をリリースしてくるなんてさすが世界のトヨタです。
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