あまり耳にすることはないと思いますが、塗装には塗る対象物に対してそれぞれ最適な塗装方法があります。身近なもの使われていながらも、見る機会が少ないのが「焼付け塗装」ではないでしょうか。自動車などのボディの金属部分は新車時に焼付け塗装が行われていることが広く知られています。デスクトップパソコンで筐体が金属のものも焼付け塗装されています。
焼付け塗装とはその名の通り、100~200℃程度の高温に晒して塗膜を形成する方法です。塗料も焼付け塗装専用のものが使われます。その特徴として、塗膜が非常に固く、強固で耐用年数も長いことが特徴です。屋外に置かれており、高速道路などでは雨風の中を時速70kmで駆け抜ける車の塗装はそれこそ10年くらいでは劣化したようには見えません。ちなみに鋼製シャッターが壊れ始めると言われている風速20mは時速72kmに相当します。本当に頑丈な塗膜です。
お住まいでしたら、アルミサッシに焼付け塗装が用いられていることがあります。ブロンズなどの色ですと焼付け塗装ですし、アルミの地金の色であってもクリアの焼付け塗装がされていることもあります。よく「アルミサッシは塗れるのか」という議論がされますが、お住まいに100~200℃を発熱する焼付け塗装機は持ち込めませんし(火事になります)、焼付け塗装以外の方法で塗ってもそこまでの寿命が期待できないというのが本当のところなのです。外して、焼付け塗装をやっているところに持ち込むという方法もありますがその間、お住まいは窓なしになります。部分的に外して、持ち込むという方法もありますが、お住まいと焼付け塗装の工房の間を何往復もしなれければなりません。また、その工房にてガラス、シール、取っ手などの樹脂部分、鍵などを外してケレンしてからの塗装となりますから、とんでもない手間になり、現実的とは言えません。
お住まいではこの他にも窯業系サイディング、金属サイディングの外壁、金属屋根材の鋼板に焼付け塗装されている商品もあります。こちらも非常に耐用年数が長いことがセールスポイントにされています。
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