デザインが素敵な窯業系のサイディング、模様やパターン、テクスチャーを活かすためにクリア塗装をしたいという方も多いのですが、傷んだ外壁にクリア塗装はできないということを前回のブログで掲載しました。では、どこまでだったらクリア塗料で塗装できるのでしょうか。そのことを検証してみたいと思います。
外壁塗装用にクリア塗料を製造しているメーカーのホームページや説明書などを見ますと、『試験施工を行う』、『カッターで切り込みを入れてテーピング試験をする』等と記載されています。ご契約をいただいた後、お許しをもらった上で上記のようなことをするのは可能ですが、お見積もり段階ではとても無理でしょう。
「現場合わせで対応するしかないのかな」と思っていたところ、ダイフレックスのホームページに大変、有意義な情報が記載されていました。要約した抜粋を掲載します。
1.透明なテープ(セロハンテープでも可)を用意する 2.テープを塗膜表面に貼り付けて、強く指で擦って圧着させる 3.テープを剥がし、黒い紙や下敷き、ボードの上に乗せて、チョーキング(白亜化)の度合いを見る
テープに「ほぼ何も残らない」から黒い紙の上で見て「濃いグレー」までがクリア塗装可能だそうです。お見積もり段階でできるのはここまでが限界でしょう。少しとはいえ、塗膜を傷つけていますし… 外壁の劣化は立地と環境によって大きく変わりますので、『明確に新築から○年までだったら、クリア塗装できますと言えないのです。窯業系のサイディングで模様やパターン、テクスチャーを活かすしたクリア塗装をお考えの方はやはり、早めに塗り替えた方がよいでしょう。
記事内に記載されている金額は2021年06月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。