ゴールデンウィークが近付いてきました。連休中にお住まいの掃除やお庭のお手入れを計画している方も多いでしょう。お庭のお手入れをしてると、気になってくるのがお住まいの外周りの傷みです。中でも普段、見上げることも少ない軒天の汚れや傷みに驚く方もおられると思います。
軒天の幅は50cm前後、面積もさほど広くないので2階はともかく、1階はそれほど苦労せずにDIYできそうな感じもします。「連休後半はこれといった予定もないし、いい機会だからDIYで軒天を塗装してみよう」と思う方もいるのではないでしょうか。一見、軒天塗装は簡単そうに思えますが、そうではありません。ハッキリ言って、DIY初心者が塗装するにはかなり難易度が高い場所となります。
まず、第一に天井に色を塗る作業なので、塗料が垂れやすいということ。重力に逆らっての塗装なので、一度に多量の塗料を付けて一気に塗ることは不可能です。垂らさないようにするためにはちょっとずつ塗っていく必要があります。地面などへの養生は必須です。
第二に無理な作業姿勢で塗り続けなくてはいけないということ。重力に逆らって、ほぼ上向いての作業となります。これ、体力にもよりますが1時間も続ければ首が痛くなり、慣れていないと腕も上がらなくなってきます。最初の頃は軒天も綺麗になるし、文字通りの建設的な休日の過ごし方で楽しく作業するできるのですが、数時間後には苦行になります。そして数日間、筋肉痛などに悩まされることになります。
第三に足場が不安定です。安全面からも脚立などで作業することは進められませんし、ちょうどよい高さの台がご家庭にあるとは限りません。微妙な高さのものを選んでしまうと、無理な姿勢で作業しなければならず、体にさらなる負担をしていることにもなります。基本、上を向いての作業ですので、足元がおぼつかないという可能性もあります。
初心者の方で、DIYで塗装を楽しみたいという方は平地で、なおかつ楽な姿勢で塗れるもの、家具などからはじめるのが基本です。軒天は塗る面積も少ないし、簡単そうに見えますが実は難易度の高い場所なのです。
記事内に記載されている金額は2021年06月21日時点での費用となります。
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