現在、錆止め塗料の多くに「クロムフリー」という表記が見られるようになりました。「クロムフリー」とは原料として鉛が使用されていないということです。鉛は非常に安定した物質で酸化することがないから、これまで錆止めとして非常に多くの場所に塗布されてきました。
錆止めとして塗布されてきたのはいいのですが、鉛は広く知られているように人体にとって非常に有毒です。体が排泄できないほどの鉛を摂取してしまうと、急性中毒が起こり、嘔吐や腹痛、ショック病状を引き起こすそうです。また脳にも影響があり、脳細胞を破壊したり、神経障害を引き起こすとされています。食物にもごく微量の鉛が含まれていますが、自然由来のものでは中毒になるほど量は摂取できないとされています。
かつてはお住まいの塗装や橋梁の塗装、道路の標識などの防錆塗装に鉛入りの塗料が使われてきましたが、2000年を境に塗料メーカーの努力もあり、使用量は激減しました。また、かつては自動車のエンジンも鉛入りのガソリンでないと不具合を起こすものも多かったのですが、こちらも日本国内では1980年代後半にはすべてのエンジンが無鉛化しました。さまざまな業界のメーカーによって環境も守られるようになってきているのです。
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