「外壁塗装は早めに行った方がいい」、どの業者に尋ねてみてもおそらく全員がそう答えるはずです。弊社のホームページにもいろいろなところにそう記載されていますし、違う外壁塗装業者のウェブサイトを見てもそう記載されていることでしょう。この「外壁塗装はお早目に」という文言を見ると、一部(大半?)の方は『儲け主義に走っている』と感じられると思います。確かにそういった業者がいるのは否定できませんが、外壁塗装は早めに行うべき理由は他にもあるのです。
少し、科学的に考えてみましょう。新築から2~3年後、外壁はまだまだ健全で防水性能も高い状態です。次に新築から7~8年後、お家の立地や周辺環境にもよりますが、シーラーやフィラーを使わない(使えない)クリア塗装をする場合、この程度の築年数で行うのが一つの目安だとされています。さらに新築から十数年後、外壁の塗膜にチョーキング現象が出始めてくる頃です。防水性能も大分、弱まりました。チョーキング現象が起こり始めると外壁材そのものに水が染み込みはじめています。あまり猶予は残されていない状態です。
多くの場合、人は何事も一次関数的に数字が増えていく、または減っていくと考えがちです。きれいに比例して数字が動いていきますから、単純明快で分かりやすいですよね。しかし、世の中の物事はそう単純に行かず、多くは二次関数的な動きをします。分かりづらいと思うので言葉で説明します。お住まいの劣化で例えますと、そこから7~8年後までは塗膜の表面のみが傷んでいく状態、その後から十数年後までは塗膜が劣化していく状態、十数年後以降は塗膜のみならず外壁材にも劣化が進む状態、それ以降は外壁材を越えてお家内部にも被害が及ぶ状態になります。
つまり、時間が経てば経つほど表面、塗膜、外壁、お家内部と傷むが進む場所が増えていくので、それに伴うダメージの加算も加速度的に増えていきます。最初は表面のみの1箇所、次は表面と塗膜が同時進行するので2箇所、その次は表面と塗膜と外壁が同時進行するので3箇所(このころには表面はほぼ劣化を終えているでしょうけど)とお手入れをしなければしないほど、しなければならない箇所とダメージが蓄積がより深刻化していくため、それに伴い補修費用も加速度を増しながら増加していくのです。預金などの複利計算と同じように増えいくと考えると分かりやすいと思います。
お家にダメージを与える大きな原因は雨水などの水分です。雨水などの水分に最も抵抗力があるのは健全な塗膜を持った外壁です。塗膜が弱まった外壁はほぼ無防備で水分による浸食の勢いは増すばかりなのです。傷みが進む場所が最小限のうちにお手入れをしておけば、メンテナンスする場所も最小限です。また、それに伴う費用も最小限で済むのです。だから、私達は早目の外壁塗装を進めているのです。
記事内に記載されている金額は2017年07月06日時点での費用となります。
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